猫の尿が出ない・尿が薄い色が続く ── 尿路疾患は 24 時間が勝負
このコラムは診断・治療を行うものではなく、獣医師との対話を助けるための情報整理です。 記載の症状や受診目安は一般的な目安であり、個体差・持病の有無によって判断は変わります。 最終的な判断は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
「トイレに行く回数が多くなった気がしたけど、多飲多尿だと思ってた。数日後に尿路閉塞になって緊急手術に」── 猫の尿路疾患は、初期兆候の見逃しが命取りになることがあります。
短期間なら様子見していいケース
- 夏場で暑いため、水を飲む量が一時的に増えた
- トイレの場所を変えた、新しい砂を試した直後で、排尿行動は正常
- 一時的に尿量が増えた気がするが、尿の色・透明度は普段通り
こんな時はすぐに受診を
- 尿が出ない状態が 6 時間以上続いている(オスは特に危険)
- トイレに行く回数が急に増えた、または減った
- 尿の色が濃い・オレンジ色・赤紫色になった
- トイレ以外の場所で尿をしている、または尿が漏れている
- トイレで力むが尿が出ない、スプレー行動が起きている
- 食欲低下・嘔吐・背中を丸める(痛みのサイン)を伴う
- オス猫で複数の症状が揃っている場合は緊急(尿路閉塞の可能性)
考えられる病気
関連する疾患・症状
尿路結石症・結晶尿(猫下部尿路疾患)
結石や結晶で尿が通りにくくなる。オスは尿道が細いため緊急化しやすい。超音波・レントゲンで確定診断。
膀胱炎・尿道炎
細菌感染・ストレス性が多い。排尿痛・頻尿・血尿が特徴。抗生剤で治療。
慢性腎臓病(CKD)に伴う多飲多尿
高齢猫では多飲多尿が進行します。尿比重・SDMA で早期診断。
尿路閉塞(オス猫の緊急疾患)
結石・粘液栓で尿道が完全に詰まる。尿毒症に進行すると数日で致命的。緊急手術が必要なことがある。
🍽️この疾患に合ったフード
尿路結石症・結晶尿(猫下部尿路疾患) 向け
慢性腎臓病(CKD)に伴う多飲多尿 向け
よくある質問
▶猫の尿量をどう数える?
トイレシーツの濡れた範囲・排尿の回数・1 回の尿量(コップで測るなど)を毎日記録。PetCase のデイリーログに「多尿」とワンタップで記録できます。
▶オス猫の尿路閉塞は予防できる?
完全な予防は難しいですが、高水分摂取(ウェットフード・給水器)・ストレス軽減・定期的な体重管理が一般的な対策です。
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この症状の実例
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