トカゲ・ヤモリが食べなくなった ── 冬眠モード・病気・給餌不適切の見分け
このコラムは診断・治療を行うものではなく、獣医師との対話を助けるための情報整理です。 記載の症状や受診目安は一般的な目安であり、個体差・持病の有無によって判断は変わります。 最終的な判断は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
「季節が秋になったから冬眠準備かな、と放置したら。数週間後、病院で検査したら感染症が進んでいた」── 爬虫類の食欲低下は、多くの原因が考えられます。
短期間なら様子見していいケース
- 秋冬に気温が低下すると同時に食欲が落ちる(冬眠準備の可能性)
- バスキング(日光浴)の時間は普通、体温は適切に保たれている
- うんちは出ている
こんな時はすぐに受診を
- 気温・湿度が適切なのに、4 週間以上食べない
- 口の周りが腫れている・食べようとしても飲み込めない
- 呼吸が音を立てている・鼻から液体が出ている
- 排便がない・排便時に力む・脱肛している
- 体重が急速に減っている
- 皮膚が変色・炎症・脱皮が詰まっている
考えられる病気
関連する疾患・症状
冬眠準備(季節性)
秋冬に気温が低下すると、健康な爬虫類でも自然に食欲が落ちる。温度が上がれば回復することがある。
感染症(細菌・真菌)
呼吸器感染・口腔内感染が多い。呼吸困難・鼻水・口から液体が出る。
クリプトスポリジウム感染症
プロトゾア感染。慢性的な食欲不振・体重減少。治療困難。
カルシウム欠乏症(くる病)
UVB 照射不足・栄養バランス不良。骨が脆くなる・歩き方が悪くなる・食欲低下。
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よくある質問
▶爬虫類は何日食べなくても大丈夫?
健康な成体でも 4 週間以上の食欲不振は異常です。特に幼体・高齢個体は 1〜2 週間で衰弱します。温度・照射条件を確認した上で受診を。
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