今日のガイド
犬の甲状腺機能低下症 — 犬
甲状腺機能低下症は犬で代表的な内分泌疾患のひとつで、リンパ球性甲状腺炎または特発性萎縮によって甲状腺ホルモンの産生が低下する疾患です。元気消失・体重増加・脱毛・寒がりなど症状が緩徐に進むため、「年のせい」と見過ごされがちです。レボチロキシンの内服で大半の犬は良好にコントロールでき(Diaz Espineira 2009)、行動面でも投薬開始後に活動性・反応性の改善が報告されています(Hrovat 2018)。診断は症状と複数のホルモン測定(総 T4・遊離 T4・TSH)を組み合わせて行い、非甲状腺疾患による偽性低下(ユウロイド・シック)との鑑別が重要になります。